2020年01月17日
アステラス、富山に免疫抑制剤の原薬製造 新施設
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:アステラス製薬

アステラスは17日、生産子会社アステラス ファーマ テック(東京都中央区、中手利臣社長)の富山技術センター内に、プログラフ(一般名:タクロリムス水和物)の新たな原薬製造施設として、約100億円をかけ「第3発酵棟(仮称)」を建設すると発表した。

プログラフは、アステラス製薬が創製し、世界約100の国で販売される免疫抑制剤。臓器移植後の拒絶反応を抑制するための第一選択薬として移植医療に貢献している。2019年3月期のグローバル売上は1,957億円だった。

富山技術センターは、現在、プログラフの国内外向け原薬製造および製剤・包装を担っている。
第3発酵棟の建設は、今後の安定的な需要見込みを踏まえて行うもので、総工費は約100億円。地上3階建て、延床面積約7,220m2。今年4月に着工し、2021年8月の完成の予定。

 なお、今期(2020年3月期)連結業績予想への影響はない。