2020年01月24日
キヤノン、環境保全へ「WIPO GREEN」に参画
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:キヤノン

キヤノンは24日、環境保全技術に関する国際的枠組みとして、世界知的所有権機関(WIPO)の「WIPO GREEN」にパートナーとして参画したと発表した。

これに伴い、植物由来の原料から耐衝撃性に優れたプラスチックを作り出す技術や、プラスチックのリサイクル時に強度や難燃性を保つ技術など、これまで同社が開発してきたバイオプラスチックに関する技術を「WIPO GREEN」のデータベースに登録、企業・個人がキヤノンの環境関連技術を活用できるようになった。

キヤノンは、「WIPO GREEN」を通じて、環境課題の解決に貢献できる技術を社会に開示し提供することで、環境負荷の削減や環境技術の普及、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献していく方針だ。


<用語の解説>

◆「WIPO GREEN」とは :世界知的所有権機関(WIPO)は、国際的な知的財産権(IP)制度の発展を担当する国連の専門機関。「WIPO GREEN」は、同機関によって設立された、環境関連技術におけるイノベーションとその普及を促進するための国際的なオンラインプラットフォーム。パートナーとして環境関連技術を提供する企業や組織と、解決策を求める企業や個人を結び付けることで、環境関連技術の普及と環境課題に対する世界的な取り組みを促進している。