2020年01月27日 |
ダイセル、海洋分解性大幅向上のプラ開発 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ダイセル |
海洋プラスチックごみ問題が深刻化する中、ダイセルは27日、天然由来のプラスチック「酢酸セルロース」について、海洋での生分解性を従来比約2倍に向上させた新製品を開発したと発表した。 酢酸セルロースは、植物由来の「セルロース」と自然界に存在する「酢酸」が原料。生分解性を持った環境にやさしい素材で、使用後は最終的に水と二酸化炭素に生分解される。 土壌や廃棄物中、海洋中で自然分解する。 分解速度は環境にもよるが、数か月から数年で分解する。分解速度の調整も可能だ。 現在、すでに包装容器や繊維、液晶保護用などのフィルム、化粧品などの原料として広く利用されている。 同社は今回、生分解性をさらに高めた新製品の販売を開始したことで、今後さらなる需要の拡大を図る。将来的には年間数千トン以上の生産を目指す。なお、販売価格などは非公開。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1580100701.pdf |