2020年01月28日 | |
日本触媒「有機ELフィルム・輪島塗」新商品開発 | |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:日本触媒 |
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日本触媒は28日、同社開発の「紙より薄い有機ELフィルム光源(iOLEDフィルム光源)」をベースに、日本古来の輪島塗を施した新商品“光る輪島塗「余光(よこう)」”を、伝統工芸品メーカーの輪島キリモト(本社:石川県輪島市、桐本泰一社長)と共同制作したと発表した。 商品は、細かい「螺鈿(らでん)」細工によって仕上げた。螺鈿とは、青貝の殻の内側の、真珠色の光を放つ部分を薄く種々の形に切って、漆器などの表面にはめこみ装飾したもののこと。 「iOLEDフィルム光源」は、日本触媒が有機ELの長年の課題だった大気中の酸素や水分による素子の劣化をNHKとの共同開発による材料および素子技術(iOLED技術)によって克服した。厚さ0.07mmと紙より薄く、高い柔軟性を実現した。 日本触媒と輪島キリモトは、2019年6月からアートディレクターの四尾龍郎氏とともにiOLEDと輪島塗のコラボレーションを開始し今回、螺鈿が発光するiOLED×輪島塗盃「余光(よこう)」を完成させた。 日本触媒は新商品「余光」を1月29日~31日に東京ビッグサイトで開催される「新機能性材料展2020」の同社ブースに出展する。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1580174804.pdf |