2020年01月28日
第一三共、新規胃がん剤 第2臨床試験結果良好
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共とアストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ)は27日、HER2過剰発現の再発・進行性胃がん患者を対象としたDS-8201(一般名:トラスツズマブ デルクステカン)の第2相臨床試験で、主要評価項目を達成したと発表した。

同試験は、トラスツズマブを含む2つ以上の前治療を受けた再発・進行性胃がん患者など189名を対象に日本と韓国で実施した。

試験の主要評価項目である客観的奏効率および副次評価項目である全生存期間で、同剤投与群は統計学的に有意かつ臨床的意義の高い改善を示した。また、安全性上の新たな懸念は認められなかった。

本剤は、厚生労働省からがん治癒切除不能な進行・再発の胃がん治療剤として先駆け審査指定を受けている。