2020年01月28日
富士写真展「100年前にカワセミを撮った男・下村兼史」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは4月1日から6月30日までの3カ月間、東京・港区のFUJIFILM SQUARE(フジフイルム スクエア)写真歴史博物館で「100年前にカワセミを撮った男・下村兼史」と題する、日本最初の野鳥生態写真家・下村兼史の作品展を開催する。山階鳥類研究所の協力で約50点の作品を展示する。

下村氏は約100年前、日本で初めて野鳥の撮影に成功した野鳥生態写真家。1920年代から30年代に北は北千島から南は奄美大島、小笠原諸島を歴訪し、里山、離島、原野など、今日では変貌いちじるしい自然環境と、自然のままの野生生物の姿を写真で記録した。

1903年、佐賀県生まれ、本名・兼二。慶應義塾大学文学部に入学、野鳥生態写真の原初となるカワセミを撮る。農林省鳥獣調査室に勤務。日本各地を歩き、天然記念物の野鳥や希少種を撮影した。1935年、英国で開催された万国自然写真博覧会に出展した作品が国際的な評価を得た。他のもコンクールなどでの受賞多数。1967年死去。

写真展との併催イベントとして4月25日、5月16日、6月13日(いずれも14~16時)、写真展会場でギャラリートークを開催する。