2020年02月13日 |
菱ガス化、台湾に過酸化水素製造設備建設 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は13日、半導体の製造工程で使用される超純過酸化水素(超純過水)の需要増大に対応するため、台湾に工業用過酸化水素(工薬過水)製造設備の建設を決めたと発表した。 同社の子会社、巨菱精密化學股●有限公司(MGC Pure Chemicals Taiwan, Inc.=本社:台中市)に年産4万トンの過酸化水素(100%濃度換算)製造設備を総工費47億NTドルで建設する。 超純過水は、主に半導体のウエハやデバイスの製造工程で、洗浄・エッチング・研磨剤として使用される。需要は 国内外とも順調で、今後も5G、IoT、クラウド、AI 等の進展に伴いさらなる拡大が見込まれる。 三菱ガス化学は国内3拠点(四日市、山北、佐賀)、海外7拠点(韓国2、米国3、シンガポール1、台湾1)に超純過水製造設備を有する世界最大。 今回建設する工薬過水製造設備は、現在稼働中の超純過水設備へ原料となる工薬過水(原料過水)を供給することで原料過水から超純過水までの一貫生産体制を構築する。 (注)●は、にんべんに分 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1581572074.pdf |