2020年02月14日
デンカ子会社、米クロロプレンで訴訟提起
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:デンカ

デンカは14日、米国子会社のDenka Perormnce Elastomer社(DPE=本社:米国ルイジアナ州、デンカ70%出資)が、クロロプレンゴム工場から排出されるクロロプレンモノマーによって被害を受けたとして、米国DuPont社および関係会社とともに複数の訴訟提起を受けたと発表した。

原告は、工場周辺に住む個人累計908名。訴状は10件に分かれ(請求内容は同一)、身体的、財産的、精神的損害を被っているとして地元の裁判所に訴えた。

また、DPEとDuPontに対して、原告1人当たり5万ドルを超えない範囲での損害賠償を請求している。訴えは8件に及び、原告数累計は6,308名を数えている。

ルイジアナ州の同工場は1965年にDuPontが操業(DuPont技術)を開始し、2015年にDPEがDuPontから取得したという経緯がある。


ニュースリリース参照

米国子会社に対する訴訟の提起に関するお知らせ
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1581665533.pdf

アメリカ環境保護庁におけるクロロプレンモノマー毒性評価の見直しについて
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1581665533.pdf