2020年02月18日 | |
三洋化成、タイの自動車向け塗料用原料、生産開始 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三洋化成 |
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三洋化成工業は18日、タイの連結子会社、サンヨーカセイ(タイランド)リミテッド(SKT)がラヨーン工場(タイ・ラヨーン県)で、自動車向け電着塗料用原料「グリシエール」の本格生産を開始したと発表した。 経済成長が続くアセアン、中国、インドでの今後の市場拡大に対応する。これまでは中国の関係会社、三洋化成精細化学品(南通)有限公司で製造していたが、自動車産業のタイへの集積が進んでいることや、今後SKT をグローバル戦略の中核に位置付けるとの経営方針のもと、製造を南通工場からSKT に移管することにした。 2019年5月にSKTに製造設備を新設し、量産試作を行ってきたが、製造・販売体制が整ったため、本格商業生産を開始した。今後の需要拡大に備え製造能力も増強した。 SKTは本社をバンコク市に置き、ラヨーン県に工場を持つ。自動車シート用ポリウレタンフォーム原料、界面活性剤、電子部品用洗浄剤やアニオン系香粧品原料などのファインケミカル製品を生産。昨年からプラスチック用永久帯電防止剤の生産設備建設にも着手している。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1581990062.pdf |