2020年02月26日
積化成、胎児モニタリング装置向けゲル素材開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:積水化成品工業

積水化成品工業は26日、保育器などの医療機器メーカー、アトムメディカル(本社:東京都文京区、松原一郎社長)の胎児モニタリング装置「アイリスモニタ」向けに、肌にやさしいゲル素材「テクノゲル」を開発し、商品化に成功したと発表した。

「アイリスモニタ」は、“お腹の赤ちゃん”の心拍数を計測する世界初の純国産装置で、2018年に東北大学とアトムメディカルが共同開発した。積水化成品は同装置の電極部分の開発に携わり、計測しやすいゲル素材を開発した。

母体の腹部にぴったりと追従でき、動いても剥がれず、安定したモニタリングできる。導電インクを印刷したフィルムにゲルを貼付した構造を可能にしたことで電極厚みが低減でき、肌への高い追従性を実現した、表面材に通気性に優れた素材を選択した、などの特徴をもつ。