2020年02月28日
昭電・川崎の廃プラ再利用事業に「地球環境大賞」
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:昭和電工

昭和電工は28日、川崎事業所で取り組む使用済プラスチックのケミカルリサイクル事業が、フジサンケイグループ主催の「第29回地球環境大賞」で「日本経済団体連合会会長賞」を受賞したと発表した。

同事業所では2003年から、回収された使用済みのプラスチックを熱分解法でガス化し、水素や一酸化炭素を取り出して化学品原料として再利用してきた。

一酸化炭素を炭酸製品、水素はアンモニア原料として利用するほか、燃料電池車やホテルに設置された燃料電池向けに発電用として供給してきた。

廃プラのリサイクル処理には、マテリアルリサイクル(再利用)やサーマル(エネルギー回収)、埋立て処理などの方法もあるが、新たな化学原料として再利用するケミカルリサイクルは、資源の有効利用につながる。地球温暖化対策や海洋ごみ対策の解決にも大きく貢献するとして評価された。表彰式は4月8日、明治記念館で行われる予定。


ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1582851941.pdf