2020年02月28日
ユニチカ、環境型食品包装用ポリエスフィルム開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ユニチカ

ユニチカは独自のケミカルリサイクル技術を用いて食品包装用ポリエステルフィルム「エンブレットCE」を開発し、マーケッティングを開始したと発表した。先に発表した食品包装用ナイロンフィルム「エンブレムCE」に続く環境配慮型食品包装用フィルムとなる。

岡崎事業所(愛知県)と宇治事業所(京都府)内の既存生産設備を使い生産体制を整えた。

今回開発した「エンブレットCE」は、重合設備でケミカルリサイクルし、再生したポリエステル樹脂を原料にしたフィルム。製品として利用できない樹脂成形品や使用済みプラスチックフィルムを化学的に分解することでプラスチック原料に戻し再生品として使用する。

フィルム製造工程で発生した端材等を利用したマテリアルリサイクルを併用することで、機械物性、印刷適性などを損ねず、再生材料を50%以上利用できる。リサイクルする原料を厳密に管理することで、食品包装用途への使用を可能にした。