2020年03月06日 |
旭化成、ABS・ACS樹脂などスチレン事業から撤退 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は6日、スチレン系樹脂であるAS樹脂、ABS樹脂 および ACS樹脂事業からの撤退を決めたと発表した。 同社は1962年、川崎工場にAS樹脂製造プラントを建ち上げ、64年にABS樹脂、95年にはACS 樹脂事業を展開するなど、スチレン系樹脂に約58年の歴史を持ち、製品名「スタイロン」で親しまれてきた。 スチレン業界が「構造不況」にあった1980年代央には、トップメーカーとしての役割を果たした。 だが、近年では内外の事業環境が大きく変化し、グローバル市場で製品の優位性を発揮することが難しくなってきた。将来的にも拡大戦略を描くことは困難と判断して同事業からの撤退を決めた。 今後は、経営資源の配分を最適化し、高付加価値な事業体の構築を目指す。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1583467885.pdf |