2020年03月16日 |
BASF、ガラス繊維配合の窓枠用 新樹脂 開発 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:BASF |
BASFジャパンは16日、PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂との共押出に使用可能な、新エンジニアリングプラスチック、「Ultradur(ウルトラデュアー)」をドイツ本社が開発し、特性を大幅に向上させたと発表した。 この新樹脂は、ガラス繊維を55%配合して開発した。溶融温度が大幅に低下したことで溶融点がPVCの処理温度に非常に近くなった。押出成形プロセスによりPVC樹脂製の窓枠を機械的に強化する。スチール製と比較して軽量で、安定性を損なわず低コストで、断熱効果にも優れる。よりスリムな形状に成形できる。 高品質で高剛性に優れ、多くの特性を有する。同樹脂の高い剛性により、PVCと結合することで、従来のスチールに代えて窓枠を強化できる。共押出しされた窓枠は溶接可能で、既存の設備で加工できる。窓メーカーはスチール関連のプロセスを省くことができ、生産工数が削減される。 また軽量のため、製造時や建物への設置時の取り扱いが容易になる。断熱性の向上に加え、設置時の寸法安定性が高く、設置後の収縮ほとんどないとしている。リサイクルも容易で、産業廃棄物やスクラップの再処理も可能だとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1584336057.pdf |