2020年03月17日 |
ファイザー社、消炎・鎮痛剤でジェネリック進出 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:ファイザー |
ファイザー(本社:東京都渋谷区、原田明久社長)は、NCD(非感染性疾患)の発生および患者負担の軽減に貢献するため、AG(オーソライズドジェネリック医薬品)市場に参入すると発表した。 NCD(非感染性疾患)とは、不健康な食事や運動不足、喫煙、過度な飲酒などによって生じる心血管症、がん、糖尿病、呼吸器疾患、うつ病などの症状のこと。日本では死因の82%を占めると推定されている。 多くは慢性疾患で、予防や生活習慣の改善、継続的な治療が必要となるが、高齢化が進む日本では、医療費などの経済的負担が増大している。 ファイザーは2020年2月に、初のAGとして非ステロイド性消炎・鎮痛剤、セレコキシブ錠「ファイザー」の製造販売承認を取得した。これらはアステラス製薬が製造販売する「セレコックス」と、有効成分(原薬)、処方、製造所、製造方法、効能・効果が同一のAG医薬品となる。 AGには、先発医薬品の5割以下の薬価が算定され、その分患者の経済的負担が軽減される。先発医薬品メーカーの許諾(オーソライズド)を得て販売する。 |