2020年03月17日 |
NEDO「クリーンコール技術開発」実施体制決る |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は17日、先に公募した「クリーンコール技術開発/石炭利用技術開発」の実施体制について、応募のあった(一社)石炭エネルギーセンター・清水建設・勿来IGCCパワー合同会社の3者に委託を決めたと発表した。 わが国にとって石炭火力発電は、供給安定性および経済性の面から将来的にも重要な電源となる。また、石炭ガス化複合発電(IGCC)は次世代の高効率発電技術として普及拡大が見込まれる。 IGCCでは石炭中の灰分が溶融スラグとして排出されるが、その有効利用用途は限定的であり、今後増大する溶融スラグの有効利用方策を確立することはIGCCの環境適用性の観点からも重要となる。今回事業では、石炭ガス化溶融スラグの有効利用拡大に必要な土木・建築の設計施工指針の策定に向けて、溶融スラグを利用したコンクリート構造物を製造し、強度や耐久性などを試験し確認する。 |