2020年03月19日 |
住友ゴムの制振ダンパー、フィリピンの旧建築に採用 |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:住友ゴム |
住友ゴム工業は18日、同社の制振ダンパーがフィリピン・マニラ市にあるチャイナバンク旧本社に採用されたと発表した。チャイナバンク旧本社は1924年に建造された歴史的建造物。フィリピンで同社の制振ダンパー採用は初となる。 フィリピン諸島周辺には多くのプレートがあり、火山活動が活発で地震リスクも高い。 同国政府は2001年に建築基準を強化し、古い学校や病院などの施設の耐震改修を促進してきた。今回の制振ダンパー採用もこの流れの一環となる。 制振ダンパーを導入することで、構造物が受ける風揺れのような微小な揺れから大地震まで、さまざまな揺れを吸収し、コントロールすることができる。 ■チャイナバンク旧本社 マニラ市・ビノンドに建つ築96年の7階建ての建物。ビノンドは1594年に建てられた世界最古のチャイナタウンと言われ、歴史的建造物が現在も多く残っている。チャイナバンク旧本社はその一つ。現地では第二次世界大戦後に修復ができなかった古い建築物の修復を行う「Binondo Heritage Restoration Project」の取り組みの一つとして、現在の安全基準に適合するよう改修工事が行われている。 ニュースリリース http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2020/sri/2020_026.html |