2020年03月24日 |
デンカ・九大、がんゲノム検査で共同研究部門設置 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:デンカ |
デンカは24日、九州大学との間で、医療分野における新たな検査診断技術の普及と発展のため、23日に組織対応型連携契約を締結したと発表した。 今後、九州大学内に先進的ながんゲノム検査に関する共同研究部門を設置し、九州大学の研究資源とネットワーク、デンカの有する検査解析技術に関するノウハウを融合させ、産学連携による研究を推進する。同研究部門を産学連携および学術的研究活動の拠点と位置付け、がんゲノム検査技術の発展に貢献する。 九大はこれまで「アクションプラン2015-2020」で、「先端医療による地域と国際社会への貢献」「社会と共に発展する大学」を具体的な目標及び取組みの1つに掲げ、基礎研究から臨床研究への推進体制の強化や、産学官民連携によるオープンイノベーションを積極的に進めてきた。 また、デンカは経営計画「Denka Value-Up」でヘルスケア事業を経営の一角に据え、ワクチン・検査試薬事業で培ってきたコア技術を、がん領域や遺伝子診断技術、感染症検査システムなど新たな分野へ展開中だ。 両社は今後、密接な協力関係を構築、活用することで、地域社会や国際社会の発展に貢献していく方針だ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1585025127.pdf |