2020年03月26日 |
国立がん研、細胞酵素「テロメラーゼ」がん化機能発見 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:国立研究開発法人国立がん研究センター |
国立がん研究センター 研究所の増富健吉分野長(がん幹細胞研究分野)をはじめ金沢大学、東北大学などの共同研究グループは26日、細胞不死化酵素として知られるテロメラーゼに、細胞のがん化に深く関わる別の新しい機能があることを明らかにしたと発表した。 さらに、この新たな機能は、肝臓がんや膵臓がんのうちでも悪性度が高いものほど活発であること、また、その機能を保持するスイッチのオン・オフに関する機序の解明にも成功した。 これらの知見からテロメラーゼの新たな機能を抑制する全く新しいタイプのがん治療法の開発が期待される。 同研究成果は、2020年3月25日に英国科学誌「Nature Communications」に掲載された。 ニュースリリース https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2020/03/press20200326-01-gan.html |