2020年03月26日 |
エーザイ、がん治療剤「レンビマ」で日本薬学会賞 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:エーザイ |
エーザイは26日、同社創製の経口マルチキナーゼ阻害剤レンバチニブメシル酸塩「レンビマ」(製品名)が、日本薬学会の「2020年度 日本薬学会創薬科学賞」を受賞したと発表した。 創薬科学賞は、日本薬学会が定める賞の一つで、研究の独創性や有効性、革新性などが評価対象になる。 1988年に創設され、エーザイは1998年度にアルツハイマー型認知症治療剤、2013年度に抗がん剤の創製でそれぞれ同賞を受賞しており今回が3回目の受賞となる。 今回は「独自に構築したリード化合物を基に世界初の結合様式を持つキナーゼ阻害剤レンバチニブを創製した」こと、「臨床試験で甲状腺がん、腎細胞がん、肝細胞がんに係る適応を数多く取得した」などが評価された。 米国食品医薬品局(FDA)からブレークスルー・セラピーの指定を受けたことも評価対象になった。 レンバチニブは現在、甲状腺がんや肝細胞がん治療剤として日本、米国、欧州など55カ国以上で承認取得している。 ニュースリリース https://www.eisai.co.jp/news/2020/pdf/news202014pdf.pdf |