2020年03月27日
三菱ケミと宇部興、LIB用電解液 合弁事業化決る
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:宇部興産、三菱ケミカル

三菱ケミカルと宇部興産の両社は27日、リチウムイオン二次電池用電解液の共同事業化について、共同新設分割により新設する合弁会社にそれぞれの事業承継させることを決議し、合弁契約書を締結したと発表した。

両社は、中国に合弁設立(2018年1月)した常熟宇菱電池材料有限公司を通じて同事業を共同展開してきた。今回、提携をさらに拡大 し、日本に合弁新会社を設立して、製造拠点をはじめ両社の同事業関連の資産を合弁新社に承継し、統合運営することにした。常熟宇菱電池材料有限公司は合弁新社の100%子会社となる。

合弁新社は、社名を「MUアイオニックソリューションズ株式会社」とし、2020年10月1日設立。資本金350百万円で、出資比率は三菱ケミカル80%。宇部興産20%。本社を東京都千代田区丸の内一丁目番1号に置く。

新会社の電解液生産能力は3工場合わせて36000トン/年となる。

◆現有電解液生産設備
◇三重県四日市市(三菱ケミカル事業所内) 16,000 t/年
◇大阪府堺市(宇部興産事業所内) 10,000 t/年
◇中国・江蘇省常熟市 10,000 t/年
◇合計 36,000 t/年


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1585299423.pdf