2020年04月07日 |
AGC、スペイン医薬品子会社が設備増強、研究棟も |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは7日、スペインの合成医薬品CDMO(受託製造会社)である、AGC Pharma Chemicals Europe社 (本社:スペイン)が設備の増強を決めたと発表した。既存の製造設備を改修し生産能力を1.3倍に増強する。研究開発施設も新設する。研究棟は2021年3月、増強設備は22年5月稼働開始の予定。 AGC Pharma Chemicals Europe社は、欧州で合成医薬品を中間体から原薬まで一貫して生産するため、2019年3月にBoehringer Ingelheim社から買収したMalgrat Pharma Chemicals社が前身。同年10月に社名変更した。 合成医薬品CDMO市場は年間約7%以上の成長を続けており、同社の受託件数はそれを上回る勢いで増加している。これらの旺盛な需要に対応するため、今回の新増設となった。また新たに粉砕設備を導入し、増加する医薬品原薬の粉砕需要に対応する。新規受託品のプロセス開発を行う研究棟を新設することで、開発スピードも加速させていく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1586227212.pdf |