2020年04月07日
ロシュ、新型コロナウイルス検出用試薬発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:ロシュ

ロシュ・グループで診断薬事業を展開する、ロシュ・ダイアグノスティックス(本社:東京都港区、小笠原信社長)は7日、薬事承認を取得し、多検体処理可能な全自動遺伝子検査装置である「コバス 6800 システム」および「コバス 8800 システム」に搭載する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)を検出する「コバス SARS-CoV-2」を発売すると発表した。

同キットは、すでに米食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可を受け、欧州でもCEマーク付き体外診断用医薬品として使用されているリアルタイムPCR法を原理とする検査キットで、同社の全自動遺伝子検査装置「コバス 6800 システム」および「コバス 8800 システム」を用いて測定する。

核酸抽出から増幅・検出までの全工程が自動化されており、検査担当者のハンズオンタイムを大幅に軽減し、約3時間で最大96テストの測定結果を提供できるなどの特徴を有する。8時間の稼働で提供できる測定結果は、「コバス 6800 システム」で計384テスト、「コバス 8800 システム」では計960テストで、検査需要の増大に対応可能なハイスループット検査システムとなっている。


ニュースリリース
https://www.roche-diagnostics.jp/news/20/04/07.html