2020年04月13日 |
三菱ケミの「反射防止フィルム」、カシオの耐衝撃時計に |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱ケミカル |
三菱ケミカルは13日、 同社のモスアイ型反射防止フィルム「モスマイト」が、カシオ計算機が4月24日に発売する耐衝撃ウオッチ“G SHOCK ”「GBD H1000」に採用されたと発表した。太陽光発電素子及び液晶モジュールにモスマイトを貼合することで光の反射を抑制し、ディスプレイの高精細化・ 高コントラスト化を実現した。 同社が開発したモスマイトは、蛾の眼(モスアイ)が持つ微細な突起構造を模倣した反射防止フィルム。 モスマイトの表面には高さ 200 ナノメートルの突起が100 ナノメートルの間隔でフィルム上に並んでおり、この突起の幅が可視光線の波長よりも狭いことで、光の屈折率の変化が緩やかになり、光の反射を抑制することできる。 その優れた光透過性から、これまでに車載ディスプレイや医療用モニター、サイネージ、額装など幅広い分野に採用されてきた実績を有しており、今後も拡大が見込まれている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1586758860.pdf |