2020年04月14日 |
菱ガス化、タイ子会社が半導体材料増強 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ガス化学 |
三菱ガス化学は14日、 MGC エレクトロテクノ(福島県西白河郡=ET)の子会社、MGC ELECTROTECHO THAILAND (タイ王国ラヨーン県、ETT)が、半導体パッケージ用 BT 材料の生産能力増強を決めたと発表した。 菱ガス化グループは現在、国内のET社と、タイに2012年に設立した ETT社の2拠点体制で BT 積層材料事業を展開している。電子業界の成長とともに、半導体市場も堅調に推移し、データセンター向け投資の増加や 5G の本格的な普及、自動車向けなどにさらなる需要拡大が見込まれている。 今回の生産能力増強により、ET はマザー工場としての機能を強化し、 ETT は量産品の生産体制を増強していくことで、今後もグローバルに拡大を続ける半導体市場に向けて、安定供給を図っていく方針だ。 <参考:MGC ELECTROTECHO THAILA N D CO., LTD. の概要> (1)社長 :岩田 恵一 (2)所在地 :タイ国ラヨーン県 (3)資本金 :7.1億タイバーツ (4)設立 :2012年1月 (5)出資構成:MGC エレクトロテクノ 100% (6)増設着工:2020年10月 (7)営業運転:2022年4月開始(予定) <用語の解説> ◆BT樹脂とは :ビスマレイミド・トリアジン樹脂の略称。三菱ガス化学が開発した熱硬化性樹脂で、高い耐熱性とすぐれた電気特性に特徴がある。 <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1586845749.pdf |