2020年04月17日 |
カネカ、富士フィルムと「アビガン」原薬供給で合意 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:カネカ |
カネカは16日、富士フィルムと新型コロナウイルス感染症(COVID 19)向けの抗インフルエンザウイルス薬「アビガン 錠」(一般名:ファビピラビル)の原薬を供給することで合意したと発表した。 「アビガン」は国内では抗インフルエンザウイルス薬として承認されたが、同種のRNAウイルスである新型コロナウイルスに対しても効果が期待されており、政府も「アビガン」の備蓄量を200万人分まで拡大することを決めている。 カネカは、グループ会社 Kaneka Eurogentec(本社:ベルギー王国)で、COVID 19 検査に使用される PCR 検査試薬の供給を行っており、さらに高品質の mRNA やプラスミド DNA などの技術を用いた COVID 19 ワクチン向け受託製造も強化して、旺盛な引き合いに対応している。 同社は今回の合意により、「アビガン」の原薬供給のため、設備投資などの体制整備を急ぎ、7月から供給開始する。 <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1587083147.pdf |