2020年04月17日

JXTGエネ、サウジでENB事業化検討へ

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：JXTGエネルギー

JXTGエネルギーは17日、 サウジアラビアで合成ゴムEPDMの第3成分であるENB（エチリデン・ノルボーネン）の事業化についてFS（フィージビリティスタディ）を開始したと発表した。 　サウジ・アルジュベール地区に年産23,000トン設備を建設する計画。2020年代後半の稼働開始を見込む。 　原料は、SaudiArabian Company と Total Raffinage Chimieが出資する、AMIRALプロジェクトから調達する。 　JXTGグループは現在、鹿島製油所に年産22,000トン、米国ヒューストンに同4万6,000トン（23,000トン×2基）、合わせて年産68,000トンのENB製造プラントを持つ世界最大のメーカー。 　ENBは、耐熱性や耐油性に優れ、自動車の窓枠やラジエターホースなどに使用される合成ゴムEPDM（エチレン・プロピレン・ゴム）の第3成分。世界的な自動車生産の増加に伴い、同成分の需要も堅調な拡大が見込まれている。このため日米に次ぐ第3の拠点としてサウジでの事業化検討に入った。 ニュースリリース https://www.noe.jxtg-group.co.jp/newsrelease/20200417_01_2011378.pdf