2020年04月20日
3月のPS国内出荷、9カ月ぶりプラス
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

日本スチレン工業会は17日、3月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の生産出荷実績を発表した。

<ポリスチレン>
 生産は65.3千トンで前年同月比1%となった。国内出荷は57.4千トンで同6%となり、2019年7月から続いた前年割れは9カ月ぶりにプラスに転じた。

 国内出荷を用途別にみると、最も比重の大きい包装用が25.2千トンで108%と好調だった。雑貨・産業用、FS用も堅調だった。輸出は3.9千トンで前年比横ばい。
1Q(1~3月)は生産175.5千トン(前年同期比96%)、出荷計164.5千トン(100%)だった。

<スチレンモノマー>
 生産は138.0千トンで前年同月比▲4%だった。国内出荷は112.8千トンで同6%のプラス。
 主力のPS向けが59.9千トンで前年並み。ABSは19.7千トンで37%増と増加したがEPS、合成ゴム向けは振るわなかった。不飽和ポリエステルは38%のプラス。輸出は33.2千トン(前年比▲34%)だった。

 1Qは生産が453.9千トン(90%)で、内需335.6千トン(90%)と振るわず、輸出130.1千トン(85%)にとどまり、出荷計は456.5千トン(88%)だった。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1587350217.pdf