2020年04月20日 |
三菱ケミカルHD、米国生分解性ポリマーVBに出資 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三菱ケミカルホールディングス |
三菱ケミカルホールディングスは20日、フランスで生分解性ポリマーを製造・販売するベンチャーでスタートアップ企業のLactips 社(本社:リヨン市)に出資したと発表した。 同社が製造するプラスチックは、牛乳タンパク質のカゼインを原料にしており、海水でも完全に分解し、水溶性、ガスバリア性、加食性など多くの特徴を有する。一般のプラスチックと同様に、熱成形や押出成形等の加工ができる。 三菱ケミカルHDは今回、先に米国シリコンバレーに設立した CVC子会社である Diamond Edge Ventures, Inc.(米国カリフォルニア州)を通して出資した。、 三菱ケミカルは、生分解性ポリマーのBioPBSや、水溶性フィルムのハイセロン等の環境に配慮した製品やサービスを提供することで、プラスチックのサーキュラーエコノミー(循環型経済)推進に向けた取り組みを推進している。今回のパートナーシップにより、海洋プラスチック問題をはじめとする、さらなるプラスチックごみ問題解決への取り組みを加速する。 ◆Lactips CEO Marie-Helene Gramatikoff氏のコメント: 「今回のパートナーシップは、海洋プラスチック問題に対する我々の取り組みの強化になるでしょう。両社が相互の強みを生かし、技術やノウハウを連携することで、既存のプラスチックに替わる、より革新的で環境に配慮した素材を提供することが可能になると確信しています」 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1587350428.pdf |