2020年04月21日
日化協、LRI 新規研究課題、6件決まる
【カテゴリー】:団体
【関連企業・団体】:日本化学工業協会

日本化学工業協会は21日、LRIの第8期新規研究課題として、応募のあった35件の中から新たに以下の6件を採択したと発表した。


<研究テーマ> 毒性発現メカニズムを考慮した毒性予測手法
「学習記憶障害をもたらすグルタミン酸受容体結合化合物の発達神経毒性・神経毒性を評価するインビトロ試験法の構築」
◇代表研究者:關野 祐子(東京大学 大学院薬学系研究科 特任教授)

<研究テーマ> 小児における化学物質の影響の評価
「発達神経毒性ポテンシャルのスクリーニングとしての短期in vivo 甲状腺ホルモン影響評価法の開発」
◇代表研究者:山田 智也(住友化学 生物環境科学研究所 フェロー)

<研究テーマ> 小児における化学物質の影響の評価
「発達期神経評価指標を用いた化学物質毒性評価法の確立」
◇代表研究者:古武 弥一郎(広島大学 大学院医系科学研究科 教授)

<研究テーマ> 小児における化学物質の影響の評価
「発達神経毒性のAOP 解明に資する神経炎症評価系の開発」
◇代表研究者:西村 有平(三重大学 大学院医学系研究科 教授)

<研究テーマ> 小児における化学物質の影響の評価
「化学物質誘導性甲状腺機能低下症の発達神経毒性評価に資するAdverse Outcome Pathway の構築」
◇代表研究者:中西 剛(岐阜薬科大学 衛生学研究室 教授)

<研究テーマ> マイクロプラスチックに関連した有害性、環境中運命、ばく露、およびリスクの評価手法の開発ならびに評価の実施
「マイクロプラスチックの環境リスク評価のための概念モデルの構築と東京湾での試行的リスク評価」
◇代表研究者:内藤 航( 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループ 研究グループ長)

<用語の解説>

◆LRIとは:Long-range Research Initiativeの略。 化学物質が人の健康や環境に及ぼす影響に関する研究の長期的支援活動をいう。