2020年04月23日
住友商事、アフリカのミニグリッド事業に出資参画
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:住友商事

 住友商事は23日、アフリカのサブサハラ地域でミニグリッド事業を展開する WindGen Power USA(本社:ケニア共和国ナイロビ)に出資参画し、新たな分散型電源事業に参入すると発表した。

 サブサハラ地域は人口密度が低く、大規模な発電所や送電線網の整備が難しい。現在、広範囲にわたる未電化地域に約6億人が居住し、ロウソクや灯油ランプなどを使って生活している。

 PowerGen社は、太陽光パネル、蓄電池、配電系統、スマートメーターなどを組み合わせたミニグリッドを、未電化集落に構築し安定的な電力供給に取り組んでいる。

 住友商事は2018年10月、インフラ事業部門傘下に「Team New Frontier」を立ち上げ、電力ビジネスに新領域を開拓してきた。これまでの知見やノウハウを生かし、PowerGen社のさらなる成長を後押しする。


<用語の解説>
◆ミニグリッド:太陽光パネルと蓄電池を核として電力を供給する、電力系統から独立した電力システム。