2020年04月24日
ダイセル、腸内フローラのベンチャーと業務提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:ダイセル

ダイセルは24日、腸内フローラ検査などを手がけるサイキンソー(本社:東京都渋谷区、沢井悠社長)と、資本業務提携したと発表した。同社はこれにより、注力分野の一つであるヘルスケア領域で機能性食品素材のマーケティングおよび研究開発を加速する。

サイキンソーは2014年設立のベンチャー企業。「腸内細菌叢で人々を健康に」をビジョンに掲げ、健康長寿社会への貢献をめざしている。人の腸内細菌叢をDNA 検査で明らかにし、AIで解析することで、お腹の不調や生活習慣病などの予防・助言を行う腸内フローラ検査「Mykinso(マイキンソー)」を積極展開している。

国内最大規模の約2万検体データを保有しており、蓄積したデータをAI 解析することで様々な「未病」を検知し、予防・改善を促すなどの取り組みも行っている。

ダイセルは今回の協業により、マーケティング活動ではサイキンソーが持つクリニックなどの販路活用や、製品群の腸活素材としてのブランド構築をめざす。研究開発分野ではダイセルの技術(腸内細菌関与メカニズムの研究)と、サイキンソーの技術(腸内細菌と病気との相関解析)を融合させ、さらなる製品・サービスの拡大を図っていく方針だ。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1587715826.pdf