2020年05月11日
三井化学・3月期下方修正、純利379億円 24%減
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三井化学

三井化学は11日、20年3月期の業績について、特別損失および貸倒引当金を計上する見込みとなったとして、前回発表(20年2月5日)した業績予想を下方修正した。純利益は前回予想に500億円から379億円と24.2%減少する見込み。

現在出資しているベトナムの石油精製・石油化学プロジェクト、Nghi Son Refinery and Petrochemical LLC(NSRP)の業績低迷により出資金の実質価格が大幅に低下し、第4四半期に45億円の評価損を計上する見込みとなった。
第3四半期までの評価損(76億円)と合わせて通期合計で121億円の評価損計上となる見込み。
また、新型コロナウイルス感染拡大の影響により各セグメントの販売数量が減少や需要低迷も響いた。

<三井化学・2020年3月期・通期(連結)予想の修正> 単位百万円 ( )は前回予想
◇売上高   1,339,000( 1,355,000 )
◇営業利益    71,600( 76,000 )
◇経常利益    65,500( 71,000 )
◇当期純利益   37,900( 50,000 )
◇1株当たり純利益  194.94円( 256.66円 )