2020年05月15日 |
AGC、京阪電鉄車両に新開発の車外向け表示器 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは15日、交通案内表示器を手がける交通電業社(本社:大阪市平野区、相薗岳生社長)と共同開発した、ガラスサイネージ「infoverre Windowシリーズ Barタイプ」が、2021年1月から運行開始する京阪電鉄の3000系プレミアムカーに採用された。車両用側窓と一体化した車外向け行先表示器は世界初。 AGCは視認性とデザイン性に優れ、省スペース化が特徴のinfoverreを2013年に開発し、ガラスに映像を表示する表示器として鉄道車両や駅のホームドア、発車標などに設置・納入してきた。 ◆特徴 今回採用が決ったBarタイプは、AGCがもつ複層ガラス製造技術と、infoverre 商品開発・製造技術を組み合わせ、複層ガラスの中空層内に液晶ディスプレイを配置した製品で、特徴は次の通り。 ・独自の長距離画像伝送技術を用いて制御機能の一部を分離、外部に配置することで、制御基板を小型化 ・総厚26mmの複層ガラス内のわずか16mmの空間に小型化した制御基板と行先表示器を内包し、省スペースと優れたデザイン性を実現 ・液晶ディスプレイと複層ガラスの一体化により、屋外に向けたクリアな視認性と十分な耐久性を兼備 ・密閉性の高い特殊な伝送ケーブルの採用により、複層ガラスの省エネ・結露防止性能を確保 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1589510581.pdf |