2020年05月27日
塩野義製薬、米国Tetra社を完全子会社化
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:塩野義製薬

塩野義製薬は、25日開催の取締役会でTetra Therapeutics(本社:米国ミシガン州)の全株式を取得し、完全子会社化することを決めたと発表した。

Tetra社は2011年の設立。脆弱X症候群(FXS)やアルツハイマー型認知症(AD)、外傷性脳損傷など、主に脳疾患向け治療薬を開発するバイオ型研究開発企業。

塩野義は2018年12月に認知機能改善薬候補BPN14770のライセンスならびに出資契約をTetra社と締結し、日本、韓国、台湾における独占的開発・製造・販売権を獲得し研究開発を推進してきた。

米国では、Tetra社がFXS患者とAD患者を対象としたPhase 2試験を実施しAD患者向け試験をこのほど完了した。
塩野義は2020年3月、提携をさらに強化するため、一定の条件を満たした場合にTetra社を完全子会社化する合併契約を両社間で締結している。