2020年06月02日 |
AGC、米アストラゼネカ社コロラド・バイオ工場買収 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:AGC |
AGCは2日、米国のバイオ医薬大手、アストラゼネカ社(AstraZeneca)から、米国コロラド州のバイオ医薬品原薬製造工場を買収したと発表した。買収金額は7000万米ドル。 同社のCDMO事業子会社であるAGC Biologics社(本社:米国)が運営する。工場は整備した後、2021年4月から本格的な受託製造業務を開始する。 工場は20,000Lのバイオリアクターを2基、計40,000L容量の生産設備を有する。将来さらに同規模のバイオリアクター4基の追加投資が可能で、敷地にも余裕がある。 AGC Biologics社は保有するバイオリアクター工場が今回のコロラド工場を加えて、既存の千葉、シアトル、コペンハーゲン、ハイデルベルクと合わせ5拠点、リアクターの規模は10万3,000Lに拡大する。 今後も新規受託案件の増加や、既存受託案件の治験から商用段階への移行が数多く見込まれることから、日米欧での設備増強に加えて、今回の工場買収となった。これにより従来以上に幅広い商用案件に対応できる。新型コロナウイルス治療薬の展開に伴う需要への対応も可能で、製薬会社の活発なニーズに応えていきたいとしている。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1591083259.pdf ◆関連ファイル(2019年11月11日付 リリース) https://www.agc.com/news/pdf/20191111.pdf |