2020年06月04日 |
AGC、米Novavaxからワクチン候補物質の製造受託 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:AGC |
AGC は4日、CDMO事業子会社であるAGC Biologics(本社:米国)が、米国のNovavax社(ノヴァヴァックス)から、新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「NVX-CoV2373」のアジュバントである「Matrix-M」の製造を受託したと発表した。 Novavax社は2020年~21年にワクチン供給量の大幅増強を計画しており、「Matrix-M」はこのワクチン製造に用いられる。 Novavax社は、重篤な感染症の次世代ワクチン開発を行うバイオテクノロジー企業で、「NVX-CoV2373」は、同社が独自のナノ粒子技術を使用して製造する新型コロナウイルス感染症ワクチン候補。現在、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)の支援のもとで臨床試験が行われており、今年7月には第1相臨床試験の結果が判明する見込みだ。 【用語の解説】 ・CDMO : 製造の受託や開発を代行する会社 (Contract Development & Manufacturing Organization) ・アジュバント : ワクチンによる効果を増強したり補助したりする目的で併用される物質 <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1591249686.pdf |