2020年06月09日
帝人の炭素繊維とポリカ樹脂 「WALKCAR」に採用
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:帝人

帝人は9日、同社の炭素繊維「テナックス」とポリカーボネート樹脂「パンライト」が、cocoa motors(本社:東京都渋谷区)が開発したカバンに入れて携帯できるクルマ「WALKCAR(ウォーカー)」に採用されたと発表した。

「WALKCAR」は、世界初のカバンに入れて携帯できるクルマで、サイズは、215mm×346mmと13インチのノートパソコン並み。重量は2.9㎏と軽量。これにより最高時速16㎞、1回の充電で7㎞の継続走行を可能とした。重心移動によるる操作が可能なためハンドルやコントローラーが不要だ。

今回、同製品に採用されたのは、炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板「テナックス TPCL」と熱可塑性複合材料織布「テナックス TPWF」およびポリカーボネート樹脂「パンライト」。「テナックス」は、鉄の10倍の強度と1/4という軽量性を有し、「パンライト」は、ガラスの約200倍の耐衝撃性と1/2という軽量性を有している。そのため、同製品の特長である軽量性と耐久性を実現した。


ニュースリリース
https://www.teijin.co.jp/news/2020/06/09/20200609_01.pdf