2020年06月15日 | |
昭電・上海でエステル、樹脂エマルジョン 増設 | |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
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昭和電工は15日、中国法人の上海昭和高分子有限公司(SSHP)が、ビニルエステル樹脂(VE)、合成樹脂エマルジョン(EM)の生産ライン増設工事を終え、生産を開始したと発表した。 VEはこのところの第5世代移動通信(5G)の進展など、情報通信分野の発展による液晶ディスプレイやタッチパネルなどの電子材料市場の拡大に伴い、需要が急拡大している。また、耐食性や耐薬品性に優れるところから、火力発電所などの工場の排煙脱硫装置や排水処理設備、ごみ処理設備や化学品貯蔵タンク等の腐食防止内面ライニング用としての需要拡大が続いている。 中国では、環境保護の一環としてのVOC 規制が強化され、有機溶剤を使用した塗料や接着剤などの利用が厳しく制限されており、EM を使用した水系塗料や接着剤への切り替えが進んでいる。 このためSSHPは今回、VE・EM とも生産能力を約2 倍に拡大した。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1592189473.pdf |