2020年06月29日
第一三共の「ペキシダルチニブ」欧州委が推奨否定
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:第一三共

第一三共は29日、欧州医薬品庁(EMA)医薬品委員会(CHMP)から、ペキシダルチニブ(CSF-1R阻害剤)の手術による腫瘍の切除ができない腱滑膜巨細胞腫(TGCT)に対する適応について、承認を推奨しないという否定的見解が示されたと発表した。

同剤は、TGCT患者を対象とした欧米での第3相臨床試験(ENLIVEN試験)に基づき、2019年3月EMAから承認申請が受理されていた。同社は今後、CHMPの見解を精査する方針だ。米国FDAからは承認を取得している。