2020年07月13日 |
石油・化学プラント保安へ「官民アクションプラン」 |
【カテゴリー】:環境/安全 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省は10日、「スマート保安官民協議会 高圧ガス保安部会」を開催し、スマート保安推進に向けた今後の取り組みへの指針「官民アクションプラン」を策定した。 石油・化学プラントの保安活動をめぐっては、設備の高経年化や保安人材の不足など、構造的な課題が深刻化する一方で、ドローンやAI、IOTの新技術が台頭するなど、活動の前提を見直す必要に迫られている、として検討してきた。同部会構成員はENEOS、JSR、旭化成、出光興産、三菱ケミカルの各社と経産省商務情報政策局。ほかに石化協、日化協、石連などの関係団体がオブザーバーとして参加した。 主な内容は以下の通り。 ◇民のアクション (1)ウェアラブル機器と5Gを活用した作業支援 (2)ドローンによる高所・危険領域点検 (3)デジタルツインによるシュミレーションと状態可視化 (4)AIによる運転パラメータ自動最適化 ◇官のアクション (1)高圧ガス保安制度の総点検(ドローンによる目視点検の代替など) (2)スマート保安を推進する認定事業所制度のインセンティブ設計見直し (3)防爆ドローンの実証・開発支援 (4)AIを安全に利用するためのガイドラインの策定 ◆スマート保安アクションプラン https://www.meti.go.jp/shingikai/safety_security/smart_hoan/koatsu_gas/pdf/action_plan.pdf |