2020年07月14日
富山大・千代建など「CO2原料パラキシレン製造」開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:千代田化工建設

千代田化工建設は14日、富山大学、日鉄エンジニアリング、日本製鉄、ハイケム、三菱商事の6者で「CO2を原料とするパラキシレン製造技術」を共同開発すると発表した。NEDOプロジェクトに採択された。

火力発電などから排出されるCO2の削減は気候変動対策として重要で、CO2を資源として捉えて回収し、有効利用する「カーボンリサイクル技術」の開発が求められている。NEDOは、既存の化石燃料代替を目的としてCO2を原料とするパラキシレン製造の世界最先端技術の開発に取り組むことにし同プロジェクトを採択した。
事業期間は2020~23年度。予算は総額19.9億円。

<事業内容>
(1)触媒開発(新規触媒の性能向上、長寿命化など)
(2)触媒のスケールアップ開発(触媒構成成分の大量合成、工業触媒向けの成形など)
(3)プロセス開発(運転条件の最適化)
(4)事業化検討(CO2削減効果の評価と市場調査)


ニュースリリース参照
https://www.chiyodacorp.com/media/200714.pdf