2020年07月15日 |
宇部興産などの「廃コンクリート中のCO2利用技術開発」採択 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:宇部興産 |
宇部興産は15日、出光興産、東北大学など産学6者共同で提案していた「廃コンクリートなど産業廃棄物中のカルシウム等を用いた加速炭酸塩化プロセスの研究開発」がNEDOの委託研究事業として採択されたと発表した。 委託期間は2020~24年度の5年間。廃コンクリート等カルシウムを多く含む産業廃棄物から原料となるカルシウムを抽出し、排ガス中のCO2と反応させて固定化させるプロセスの実用化と普及を目指した開発を行う。 また、カルシウム分の抽出と炭酸塩化の効率を高めるため、加速炭酸塩化技術について試験・評価を行い、プロセス全体の最適化を図りながら技術を確立させ、CO2 削減効果を評価していく。 宇部興産では、今回の事業採択を受けて、発電所や工場から排出されるCO2の固定化に係る新たな技術を産学官の協働で開発していくとともに、原料調達から用途開発に至るまでの幅広い領域で、社会実装に向けた取り組みを加速していく方針だ。 ■共同事業者は、宇部興産のほか 出光興産、日揮、日揮グローバル、成蹊大学、東北大学の計6者。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1594794795.pdf |