2020年07月17日
東洋紡、「ディフィシル菌」検査試薬、9月発売
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:東洋紡

東洋紡は17日、Clostridioides difficile(クロストリディオイデス・ディフィシル)感染症(CDI)向けに、最短約30分で遺伝子検出が可能な全自動解析装置「GENECUBE」専用の検査試薬「ジーンキューブ C. difficile」を開発、承認取得したため、9月下旬から医療機関向けに販売開始すると発表した。

CDI は、抗菌薬の使用で正常な腸内細菌のバランスが崩れて生じる、抗菌薬関連下痢症・腸炎。
原因菌であるC. difficileが産生する毒素により引き起こされる。

今回、承認取得した「ジーンキューブ C. difficile」は、独自の高速遺伝子増幅法と専用の前処理キットを活用し、簡易的な前処理を行った便検体から最短約30 分で原因菌であるC. difficile が産生する毒素遺伝子(トキシンB)の検出ができる。従来、C. difficile が産生する毒素の検出には、抗原検査が用いられていたが、より精度の高い遺伝子検査法と組み合せることによる有効性が報告されている。


ニュースリリース参照
https://ir.toyobo.co.jp/ja/ir/news/news-486868245410661434/main/0/link/press_20200717.pdf