2020年07月21日 |
東北大とNEC、モーター付き超軽量リハビリ歩行装具 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東北大学 |
脳卒中患者の数は、超高齢社会の日本でさらに増加の傾向にある。脳卒中患者にとって歩行リハビリの質の向上は、「生活の質(Quality of Life: QOL)」の向上に直結する。 東北大学とNECの産学連携研究グループは20日、モーターレスでシンプルなバネ-カム機構を用いた超軽量歩行アシストデバイスを開発したと発表した。バネーカム機構を用いることで超軽量かつモーターレスな蹴り出し補助を実現した。 脳卒中片麻痺患者11名を対象とした臨床実験の結果、歩行中の蹴り出し補助だけでなく、副次的に、遊脚の膝が曲がりやすくなる効果を確認した。この効果は、歩行中のつまずきによる転倒予防につながると考えられる。 本研究成果は、7月2日に臨床研究に関する科学誌「Gait & Posture」電子版に掲載された。 |