2020年07月27日 |
第一三共、抗体薬物ADC アストラゼネカに供与 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:第一三共 |
第一三共は27日、当社が保有するDS-1062(がん抗体薬物複合体=ADC)について、グローバルな開発及び商業化契約をアストラゼネカ(本社:英国ケンブリッジ)と締結したと発表した。 両社は、全世界(第一三共が独占的権利を有する日本は除く)で、同剤の単剤療法及び併用療法を共同で開発し、商業化する。第一三共は本剤の製造及び供給を担う。 同契約に基づき、同社はアストラゼネカから10億米ドルの契約時一時金を受け取る。また、開発マイルストンの達成により最大10億米ドル、販売マイルストンの達成により最大40億米ドルを受領する。すべての開発及び販売マイルストンが達成された場合、当社の受取総額は最大60億米ドルとなる。 同剤の全世界(当社が独占的権利を有する日本は除く)における利益と開発・販売等費用は両社で折半する。 同剤の売上収益は、日本、米国、当社が拠点を有する欧州及びその他地域の複数国においては第一三共が計上し、中国、オーストラリア、カナダ、ロシア及びその他地域においてはアストラゼネカが計上する。 第一三共にとっては、エンハーツに続く2つ目のアストラゼネカとのグローバル提携となる。 |