2020年07月27日
協和富士の「バイオシミラー」に欧州委が承認勧告
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:富士フイルム

富士フィルムは27日、協和キリン富士フイルムバイオロジクス(本社:東京都千代田区、松本 篤志社長)と英国・アストラゼネカ社の合弁会社、Centus Biotherapeutics(Centus)が現地時間の23日、抗VEGFヒト化モノクローナル抗体製剤「ベバシズマブ」のバイオシミラー医薬品「Equidacent」について、欧州医薬品庁(EMA)の医薬品評価委員会(CHMP)から承認勧告が出たと発表した。

「Equidacent」は、先発医薬品である「アバスチン」(一般名:ベバシズマブ)のバイオシミラー医薬品。
今回の承認勧告により、欧州委員会の手続きを経て、2020年9月頃に承認される見込みとなった。
同承認を取得した場合、欧州連合(EU)27カ国、英国、欧州経済地域(EEA)であるノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインで販売承認が適用される。

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは、2015年にアストラゼネカと折半出資による合弁会社Centus社を設立。Centus社に対して「Equidacent」の全世界での開発・製造・販売の独占的な権利を許諾し「Equidacent」の臨床開発を進めてきた。