2020年07月30日 |
富士フィルム和光、唾液でコロナPCR検査、試薬開発 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:富士フイルム和光純薬 |
富士フイルム和光純薬(本社:大阪市中央区、白木 一夫社長)は30日、唾液を検体とし、新型コロナウイルスの迅速検査を実現するPCR 検査用前処理試薬「SARS-CoV-2 溶解バッファー」と、新型コロナウイルス遺伝子検出キット「SARS-CoV-2 RT-qPCR Detection Kit Ver2」を7月31日から日本で発売すると発表した。 PCR検査では、検体の保管不備などによりウイルスの遺伝子が分解され、感染しているのに陰性と判定してしまう「偽陰性」が発生する可能性がある。新開発した検査キットは、ウイルスの遺伝子と同時に、検体に必ず含まれるはずのヒト遺伝子を検出することで、遺伝子の分解が起こっていないかどうか確認することができる。 新規の溶解バッファーと同キットをを組み合わせて使用すると、検体採取後約1時間で検査結果を得ることができる。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1596075413.pdf |