2020年08月05日
三菱商事「CO2有効利用コンクリートの開発」に着手 
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:三菱商事

三菱商事は5日、NEDOの公募委託事業「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発」に応募し「CO2有効利用コンクリートの研究開発」として採択されたたため研究に着手すると発表した。

製鉄所・発電所・セメント工場などから排出されるCO2を回収し、付加価値のある製品にCO2を有効利用する「カーボンリサイクル技術」は気候変動対策の一つとして期待が高い。中でも、コンクリートへのCO2固定化技術は、コンクリートが土木・建築構造物に不可欠な素材で、市場規模も大きい。

同社は今回、鹿島建設、中国電力と共同で、CO2固定化の対象を建物の構造物などに使用される鉄筋コンクリート製品や構造物へ広げる技術の開発に取り組む。これによりCO2有効利用コンクリートの用途拡大を目指す。