2020年08月06日
三菱ケミと東大、サーキュラーエコノミー実現へ連携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:三菱ケミカル

三菱ケミカルは6日、東京大学とサーキュラーエコノミーの実現に向け協働していくことで合意したと発表した。

東大の未来ビジョン研究センター が8月1日付で新たに開設したグローバル・コモンズ・センター( CGC=石井 菜穂子ダイレクター)の活動に対して、三菱ケミカルが寄附を行うとともに、資源の循環・有効活用の観点で素材 産業が目指すべきビジネスモデル等について、CGCと三菱ケミカルが共同研究を行う。
CGCの石井菜穂子氏ダイレクターは、8月1日付で三菱ケミカルのシニア・エグゼクティブ・フェローに就任した。

グローバル・コモンズとは、人類の持続的発展の共通基盤である地球環境システムを指していう。CGCでは、 地球環境システム の持続可能性を確保するため、 社会・経済システムの 根本的 転換 のモデルと道筋を科学的に示すことを目標としてきた。 また、企業と連携しながら、転換の具体的なあり様と実現経路を研究し、その実現を国際的な連携の中で促すことを目指す 。


<用語の解説>
◆サーキュラーエコノミー(循環型経済=CE)とは :従来のものづくり的な経済システムと異なり、再生し続ける経済環境を指す概念をいう。製品・部品・資源を最大限に活用し、それらの価値を目減りさせずに永続的に再生・再利用し続けるビジネスモデルのこと。


ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1596695066.pdf